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鶏のブラウンストック(濃褐色だし)– プロ仕様レシピ
鶏のブラウンストック(濃褐色だし)– プロ仕様レシピ
技術的アドバイス
骨を砕いて、旨味を最大限に引き出しましょう。調理前にローストすることで香ばしい風味が生まれます。骨髄や軟骨のない痩せた鶏がらは、だしにコクが出にくいため避けましょう。
材料(約1リットル分)
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鶏のガラや部位(ガラ、首、手羽など – レバーは除く)……1kg
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にんじん(大きめの角切り)……100g
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玉ねぎ(大きめの角切り)……100g
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にんにく(約2片)……10g
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トマトペースト大さじ1(約20g)または皮付きの粗切りトマト
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ブーケガルニ(タイム、ローリエ、パセリ、セロリなどを束ねたもの)……1束
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冷水または白い鶏だし……1.5リットル
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塩……加えない
作り方
1. 骨と部位をローストする
オーブンを220°Cに予熱する。
鶏の骨や部位を、大きすぎず小さすぎない天板に広げる(小さすぎると焼き色にムラが出、大きすぎると旨味が焦げてしまう)。
骨全体がこんがりとした褐色になるまで焼く(焦がさないこと)。
2. 焼き終わりに野菜を加える
焼き上がりの10分前に、にんじんと玉ねぎを加えて、旨味と一緒に軽く色づける。
3. トマトを加える
トマトペーストまたは粗切りトマトを加え、1〜2分ほど軽くキャラメリゼ(焦がし)する。やりすぎないように注意。
4. デグラッセ(うまみのこそぎ落とし)と加水
焼いた骨と野菜を鍋に移す。
オーブンの天板を少量の熱湯でこそげ、旨味を鍋に加える。
続けて1.5リットルの冷水(または白い鶏だし)を加える。
5. 香草を加える
ブーケガルニとにんにくを加える。
※塩は加えないこと。仕上げ時に調整するため、ベースは無塩で作る。
6. ゆっくり煮込む
沸騰させた後、弱火にしてごく弱く煮立つ状態を保つ。
蓋をせずに1時間半〜2時間ほど煮る。
灰汁(あく)や不純物はこまめに取り除き、澄んだだしを保つ。
7. 脂を取り除く
煮込みの最後に、表面に浮いた脂を丁寧に取り除く。
8. 漉して保存する
骨や野菜を取り除く。
だしを細かいこし器やシノワ(細目のざる)で漉す。
粗熱を取ってから、分量ごとに分けて冷凍保存する。
重要なポイント
高湯(だし)には使用目的が決まっていない限り、塩を加えないこと。
鶏のブラウンストックは、中性のベースとして、
ブラウンソース、ジュ、リゾット、煮込み料理、スープなど様々な料理に応用できます。
味付けは仕上げの段階で行います。