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ガリシア風タラのボール(ボラス・デ・バカラオ)
ガリシア風タラのボール(ボラス・デ・バカラオ)
タラのボールはガリシア地方で特に聖週間(セマナ・サンタ)に親しまれている伝統的なレシピです。塩抜きしたタラを、小麦粉とベーキングパウダーで作った生地に混ぜ込み、ジャガイモを使わずに、熱い油で揚げて黄金色で軽く仕上げます。ふんわりとした食感と濃厚な味わいが特徴で、おつまみや前菜にぴったりの一品です。このレシピは、沿岸の町や村の家庭で世代を超えて伝わってきた、ガリシアの田舎らしい本物の味わいを守っています。
材料(約20〜24個分)
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塩抜きタラ 300g(前日に水に浸し、8時間ごとに水を替える)
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小麦粉 200g+ベーキングパウダー(ロイヤルなど)適量
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卵 1個
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ニンニク 1片(みじん切り)
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コリアンダーまたはパセリ(お好みで)
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水 300ml
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揚げ油(オリーブ油またはピーナッツ油)
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塩 少々(必要に応じて)
作り方
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タラの塩抜き
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タラをたっぷりの冷水に24時間浸し、8時間ごとに水を替える。
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生地を作る
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大きなボウルに小麦粉とベーキングパウダーを混ぜる。
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水を少しずつ加えながら泡立て器でよく混ぜる。
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卵、ニンニク、ハーブ(あれば)、ほぐしたタラを加える。
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必要に応じて塩で味を調える。
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揚げる
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油を170〜180℃に熱する。
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スプーンで生地をすくい、油に落とす。
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ボールが黄金色にふくらみ、こんがりとするまで揚げる。
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キッチンペーパーに取り、油を切る。
盛り付け
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温かいうちにタパスや前菜として提供する。
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レモンを少しかけたり、軽いソース(マイルドなアイオリやレモンマヨネーズなど)を添えても良い。
伝統的な調理のコツ
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温度管理: 油の温度は170〜180℃を保ち、外は焦げず中までしっかり火を通す。
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均一なサイズ: スプーン2本を使い、均等な大きさのボールを作ると均一に揚がる。
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油を入れすぎない: 一度に大量に揚げず、小分けに揚げて油温が下がらないようにする。
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生地を休ませる: 揚げる前に10〜15分生地を休ませるとふっくらとする。
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試し揚げ: 最初に一個だけ揚げて味や食感を確認する。
伝統的な提供方法
温かいうちに前菜やメインディッシュとして、グリーンサラダやアイオリ、マイルドなトマトソースと一緒に。白ワインや軽いビールを合わせることもある。
伝統的なポイント
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塩は控えめに:塩抜きしてもタラはしっかり塩味が残る。
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牛乳やクリームは使わない:フランスのブランドードと違い、卵と小麦粉だけで固めるドライな仕上がり。
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アンダルシア地方ではクミンやマイルドなパプリカを少し加えることもある。